『ノラくん、姿を消して三週間、なんとなく気になる存在…』
百友坊のメス犬たちのヒートを嗅ぎつけ、突然、出没したのが昨年秋のこと、それからテンテン、イチ、オリホ、タゾフ、ジジたち我が家の玉付き男の子と闘いながら、いつの間にか互いの安全距離を認識し、トラブルを避ける関係を続けてきてました。
参考までにノラ犬くんに勝ったのはテンテン、タゾフ、ジジの3匹です。特にジジは親分としての存在を示し、ノラくんも常に10m以上の距離をとってました。オリホとイチは争いに負け出血しちゃいました。
メス犬たちのヒートは次々と続き、ようやく3月に収まりました。するとノラくんの姿が見られなくなりました。
昨年の暮には役場と相談し、鉄製の立派な捕獲檻を設置し、捕まえようとしました。しかし、利発な、おそらく野良として生きてきた経験から、これは危ないと認識してたのでしょう、どんなに美味しいそうな匂い、形の餌を置いても檻の外からくんくんするだけでした。麻酔銃や槍での処置はできませんとの事でした。 それまで、役所関係に「行方不明」「迷い犬」の届けはないとのこと、これはもう正しい(?笑)野良犬、立派に生き延びている知恵を備えたノラと断定し、オス犬たちとの安全距離も保つようになったので、成り行きを見守ることにしました。
毛づやや肉付きがよく、夜になると消えることから、どこかで餌を食べてるように思えました。食べ物をゲットできると思っては困るので、石川家ではけして餌は与えないようにしてました。
そのうち、郵便や宅配便の車がアプローチに入ってくるとノラくんは前で立ちふさがって吠えるようになりました。まるで石川家の番犬のようです。皆さんに「この子はノラです。いつの間にか居ついて困ってるんですよ。どこかの家で見かけてませんか?」と言い訳とリサーチをしてました。
「あっ、あそこの牧場で…」と皆さんの口からいくつかの名前が出てきました。調べてみるとどうやら地域犬として生きてきたようです。群れを作って牛を襲う悪さはしてないのでしょう、なんとなく認められてる存在になってます。これも広大な原野でのこと、今の時代では珍しいことかも知れません。
いつかどこかで再会するかな、うちのメス犬たちの春のヒートが始ったら、また来るのかな…等々、少し気になるノラくんでした。