中標津こどもクリニックブログ

診療終了しました

本日をもって、当院での診療を終了いたしました。
おかげさまを持ちまして、最後まで大過なく過ごすことが出来ました。
診療を開始した21年前には生意気にも
「地域に根差した診療所を作りたい」
などと意気込んでおりましたが、気がつけば結局のところ
「地域の皆さんに支えていただいた診療所」
であったのだと思っております。
私達を頼りにしてくださった保護者の皆さん、
診療の中で、新しい学びを与えてくれた子ども達、
私達を支えて下さった町内会、中標津町、各種団体の皆さん
など多くの方に感謝の気持ちでいっぱいです。

来年5月に新天地の兵庫県丹波篠山市で新しい診療所を興こしますが、
残務整理などで、年度内は中標津にいる時間の方が長くなります。
診療はできませんが、御用の方は、クリニックにおこしください。


インフルエンザにかかってしまった方へ

インフルエンザの流行が猛威を振るっています。
ここ数年間大きな流行がなかったので、ほとんどの日本人画面べきを持っておらず、
「次に流行があったら、とんでもなく大きな流行なりそうですね」
と、関係者の間でささやかれていたことが、今現実になっています。
大人子どもを問わず、多くの方がA型インフルエンザに感染をしています。
そして、気になるのが、インフルエンザの予防接種の予約をしている方から、
「インフルエンザにかかりました。今日の予防接種はキャンセルしてください」
と、連絡していただくのはありがたいのですが、
その後に再度予約が入った形跡の無い方を多数見かけます。
「今年はもうかかってしまったから、予防接種の必要はない」
と、お考えであれば大きな間違いです。

「インフルエンザ」と総称されるウイルスは、1種類ではありません。
ワクチンも「A型二週類、B型二種類」の混合ワクチンです。
12月に入って「先月もインフルエンザと言われました」という方が増えています。釧路の先生によると、A型の中で既に流行株が変わっているようです。
また、この時期にA型がこれだけ大流行するということは、年が明けてからB型が同様に大流行してもおかしくありません。
既にインフルエンザにかかっている方は、咽頭粘膜などにそれなりのダメージを受けており、再度のA型感染、年が明けてからのB型、さらには皆さんワクチンを受けていらっしゃるとは思いますが、新型コロナウイルスに罹患する可能性が高くなっておかしくありません。
敏夫が明けてB型が流行する頃には、申し訳ありませんが当院は診療を終了しております。
今からでも遅くはありませんので、インフルエンザ、あるいは新型コロナウイルスをお考えの方は、お早く行動を起こしてください。
年内のインフルエンザワクチンの接種は12月29日まで新型コロナワクチンの接種は12月22日までとなっています。


インフルエンザの予防接種について

今年は近年まれに見る大流行を迎えています。
ここ数年大きな流行がなかったことから、多くの日本人がインフルエンザに対する免疫を持っておらず。
「今度流行する時には、とんでもない大流行だろうね」
と言われていたものが、現実になっております。
既に感染してしまった方も多数おられると思いますが、
それでも、予防接種を強くお勧めします。
その理由は、この時期にこれだけ大きな「A型」の大流行があるということは、年が明けたら「B型」の大流行が十分に考えられるからです。
今年は新聞テレビでの「大流行」の報道もあり、例年をはるかに上回る方が接種を済ませています。
今後もご要望のある限りは接種を継続するつもりでおります。
是非、接種をお受け下さい。


閉院します

新聞、テレビで既に報じられている通り、
今年の12月29日をもって、診療を終了します。
閉院に至った理由は、国のペースをはるかに上回る出生率の低下で、
子どもの数が減ったことです。
現状では、町の小児医療は中標津病院一軒でまかなえてしまうレベルに縮小しました。
町立病院の小児科が無くなる訳には行かないのでこちらが撤退をいたします。
21年前に開院した時には、骨を埋めるつもりで横浜からやってきたのですが、今日の状況には驚いており残念です。
中標津を去ることには、私自身が一番悔しく残念に思っているのですが、この町に残りたいという思いと、医師として必要とされる場所で働きたいという葛藤の末に、小児科医が不足している新天地への移住を決断するに至りました。
今は、この町での役割を「果たし終わった」と考えるようにしています。
当院に通い続けて下さった皆様には本当に申し訳なく思いますが、かかるわがままをお許しください。
年末までは今までと変わらず運営しておりますが、慢性疾患などで紹介状が必要な方はお早めにお申し出いただきたいことと、複数回の接種を必要とする予防接種を受けていらっしゃる方は、年末までに上手にスケジュールをおくみください。


インフルエンザ予防接種について

今年も10月3日からインフルエンザの予防接種を開始します。
料金は昨年と同様に
6か月〜2才 3000円
3才〜15才 3500円
16才以上  4000円(1回目)
       3000円(2回目)
各自治体の補助事業についても、昨年と同様です。

今シーズンの接種体制は、新型コロナワクチンの接種と並行して行うことから、夜間、週末を中心に、接種枠が大幅に少なくなっています。
減ってはいるものの、昨年の接種数を超える接種枠は設けていますが、
必ずしもご希望の時間にお引き受けすることが出来ないケースが増えることが予想されます。

そのため、新型コロナワクチン接種が始まる前であれば、接種枠が設けられることから、例年は実施していなかった10月2週目の夜間、10月15日(土曜日)に接種枠を設けます。
また、その間は日中の接種枠も多く設定されています。
早め早めの予約と接種を強くお勧めします。

「早く予防接種をすると、早く効き目が切れてしまう」
と、思っていらっしゃる方もいらっしゃいますが、昭和の頃とは異なり北海道でも例年12月には流行を見ています。
ワクチン接種後、効き始めるまで2週間、しっかり効くまで1か月、2回接種であれば効果のピークまではさらに1か月を要します。
内地でいきなりピークを迎える10月からの接種は、理にかなっています。
またテレビ新聞などで報道されているように、今シーズンはわが国でも大規模な流行が予想されています。
ワクチン接種によって、ウイルスと遭遇しても罹らなかったり、軽傷で済んだ場合には、もう一度ワクチン接種を行うのと同じような効果があります。(ブーストがかかります)
なので、街を歩いていてもインフルエンザウイルスに遭遇する可能性が高い、いわゆる「流行年」には、早期の接種後に効果が延長することことが期待されます。


新型コロナウイルス感染を疑っている方へ

町内でも新型コロナウイルス感染者が常に新規発生している状況となりました。
当院では町立中標津病院の発熱外来を補完する試みとして、高校生までのお子さんを対象とした「発熱外来」を設置します。
感染の疑いのある方とそうでない方の動線が交わらないように、またワクチン接種にいらした方に感染させることは絶対に許されないことなので、コロナウイルスの予防接種を行っていない時間帯に、一般診療の予約と重ならない限りにおいて、新型コロナウイルスを疑っている方への対応を行うということにさせていただきます。

対応ができる受付時間は、ワクチン接種が行われていない午前(10:00〜11:30)、午後(15:00〜16:30)、とワクチン接種や一般診療が終了した17:00の三つの時間帯となります。
いずれの時間帯も受け付け終了の1時間前(10:30、15:30、16:00)までとなります。
どの時間帯も、事前の電話予約は必須で(Web予約は不可)ご予約のない方の受診はお断りします
診察可能な時間帯は限られていますので、まずは診察可能な時間帯をお問い合わせください。

症状が無く検査のみを希望される方のPCR検査(税込み19,800円)、抗原検査(税込み10,000円)は従来通り受け付け、自動車内で検体採取を行います。
こちらについてもあらかじめお電話でご予約下さい。お電話でのご予約がなき場合にはお断りする場合があります。

発熱、咳、呼吸苦、倦怠感などを伴い、新型コロナウイルス感染が疑われる場合には、発熱外来用の診察室での診察を行います。
これは、コロナウイルスの予防接種を行っている時間帯には実施できないため、必ずお電話で事前のご予約を行って下さい。お電話でのご予約がなき場合にはお断りします。

発熱外来の受付を行っても、必ずしも保険診療による無料の検査をお約束するものではありません。診察の上、医師が必要と認めた場合に無料の検査を行いますが、「感染の可能性が低い」「治療の必要性がない」といった場合には行いません。この場合にも、検査を希望されれば自費での検査はお引き受けします。
また、無料となるのは検査料金だけで、診察料、処方箋発行料などは、診療終了後に請求することになります。

診察を希望される方は、事前にお電話でお名前、当院での受信歴、周囲の感染者の有無、人込みなどへのお出かけの有無、発症日からの症状などをお知らせください。
診察は指定された時間に駐車場のキャンピングトレーラー内で行います。


発熱外来を予約された方へ

申し込みサイトの冒頭でも記載しましたが、新型コロナウイルスへの感染の疑いがある方と、一般の診療の方との動線が交わらないように、受診の際にはご協力をお願いします

新型コロナウイルスに感染している可能性のある患者さんは、クリニックの建物内には入れません

診察室内にトイレはありますが、消毒その他の手間がかかると、その後の診療に支障をきたしますので、トイレは来院前に必ずお済ませください。
来院後にトイレの必要が生じた場合には予約を一旦キャンセルしていただいてご帰宅願います

建物内の機械が使えませんので会計は現金のみとさせていただきます。カードではお支払いいただけません。
預り金をしますので、以下を参考にご用意をお願いいたします。
診察:3,000円  抗原検査:10,000円  PCR検査:19,800円

申し込んだ予約時間になりましたら、駐車場の診察用のキャンピングトレーラーの近くに駐車し、「到着した」という旨をお電話でお知らせください

医師がお車まで出向いて診察室へご案内いたします。
その際に「診察券」「健康保険証」「医療費受給者証」「預り金」を受け取らせていただきます。
予約のお電話で、あらかじめ経過、症状等の情報はうかがっておりますので、診察室に入室後は、その後の診療のために医師の拘束時間を短くするために直ちに診察を行います。
予約のお電話の時点で、伝えておきたいことはもれなくお伝えください。

診察終了後に、検査の必要性の有無、投薬の必要性の有無を医師が判断し、検査が必要であればその場で検査を行います。
医師が検査の必要性を認めなかった場合にも、自費での検査を希望される場合にはその場で検査をいたしします。

診察、検査が終わった時点で、患者さんは直ちにお車に戻っていただき、次の患者さんのために診察室内の消毒作業に移ります。
その後、クリニック内の電子カルテに診療内容を入力し、それに伴い会計業務が完了します。

抗原検査を施行した場合には10分ほどで結果が出ますのでそのままお待ちください。
検査と並行してカルテ入力、事務手続き、検査のすべてが終わった段階で、お車まで検査結果の伝達と、発行があれば処方箋のお渡し、保険証やおつり等の返却のためにお車まで出向きます。
それで一連の診療行為はすべて完結しお帰りいただきます。

PCR検査を行った場合には1時間ほどの時間がかかりますので、検査結果が出るまで一旦お帰りいただいて結構です。
1時間後に再度来院していただきますが、その際には患者さんは来院される必要はございません、駐車場にお着きになったらお電話をしてください。
検査結果の伝達と、発行があれば処方箋のお渡しを行い、診療を終了します。


ワクチン接種空きあります。

先日このブログでお知らせしたとおり、5才〜11才のお子さんの新型コロナワクチンの接種が後半戦に入っています。
当院での接種日が5月21日の午前午後、5月23〜27日の午後
町立病院での接種が5月28日の午前午後です。
最近、複数のお母さんたちから
「こどもクリニックの予約は、もう一杯で入れないと聞いた」
という話をお聞きしました。
諜報の出所がどこなのかはよくわかりませんが、
現実には
ぜんぜん、すいております
土曜日も、平日も十分に空きがございますので、
今からでも遅くはありません、お申込下さい。


コロナワクチン終了迫る

現在、中標津町内では一般の方、中高校生に続いて、5才から11歳のお子さんの新型コロナワクチン接種を行っています。
接種者の傾向として、早くから「接種する」と決めていらしたと思われる方が接種開始とともにいらっしゃいましたが、その後の接種者の伸びが鈍っています。
どうやら「様子を見る」とお考えの方が多いようです。
様子を見るのはいいのですが、どこかで「決断」をしなければなりません。
その期限が皆様がお考えになるよりも、「早い」ということを解かっていただきたくこの文章を作っています。
今週1週間の接種を行った当院では、来週のウィークデイはお休みで5月21日(土)が次の接種日です。
その後は当院で5月23日(月)〜27日(金)まで接種を行い、5月28日(土)に町立病院で接種を行うところまでで、1回目の接種予定は終了します。
この時点で、予約枠に空きがあるままで予定期間を終了すると、町では「接種を希望される方には打ち終わった」と判断し、新規の受付を終了します。
のんびり「様子を見る」と、接種の機会を逃してしまいます
接種をお考えの方は、お急ぎご予約ください。
「考え中」の方は、そろそろ結論をお出しください。
国内においても、基礎疾患のない10才未満のお子さんが新型コロナ感染で亡くなりました。
世間では「オミクロン株は軽い」と思っている方が多いのですが、確かに軽く済むケースは多いのですが、治った後の後遺障害も多く、亡くなられるお子さんも事実存在するわけですから、なめてかからずにせにワクチン接種をすることをお勧めします。


風疹抗体検査

昭和37年度から53生度まれの男性の方に
「風疹の抗体検査をして、抗体のない方には予防接種をする」
という国の取り組みのクーポンが届いています。

対象となる人数は相当数いらっしゃると思うのですが、少なくとも当院で対応した方の数はあまり多くありません。
当院でも随時実施ておりますので、今後当院に
新型コロナワクチンの接種を受けにいらっしゃる方は、接種後15分間の経過観察の間に検査のための採血をしていただくと、「移動」「時間」などの手間が一切かからずに実施できます。
ワクチンを受けにいらっしゃる当日でも構いませんので、事前にお電話をいただければ、準備をしてスムースに実施できるように準備をいたします。
また、ワクチン接種を受ける方でなくとも、もちろん実施をしております。
かかる時間は、すいている時なら5分程度で完了します。
この場合も、無駄にお待たせしないよう事前にご連絡をいただければ幸いです。

風疹は別名「三日ばしか」といいます。
麻疹(はしか)のように全身に発疹は出るものの、重症感はなく3日もすれば治るのでそのように言われています。
しかし、妊娠中の女性が感染をすると胎児に悪影響を及ぼし、障害の原因となります。
このため、昭和37年度生まれの学年から中学校3年生で女性だけ予防接種を開始しました。「女性さえワクチンで守れば、男は罹っても問題ない」という理屈です。
しかし、インフルエンザにしても、最近の新型コロナウイルスにしても、予防接種をすれば「罹らない」わけではなく「罹りにくく、罹っても重症化が防げる」のですから、女性にだけ予防接種をしても、先天性風疹症候群の赤ちゃんはなくなりませんでした。
そこで昭和54年度生まれの学年から男性にも予防接種をするようになりました。
現在では男女とも一才の時と年長の時に2回行うようになっています。
それほど重要な予防接種なのですが、昭和37年度から53生度まれの男性は生涯一度もワクチン接種を受けずにここまで来ています
今回国がこのプロジェクトを立ち上げたのは、この「いつ風疹に感染してもおかしくないグループ」が、風疹に感染して妊娠中の女性に近づいたときに、予防接種をしているとはいえ「絶対罹らない」わけではないので、妊婦さんに感染させて障害を持った子供が生まれる、ということを防ぐためのプロジェクトです。
その年代の全員に予防接種をすると、ワクチンが足りなくなるので、血液検査で既に感染して免疫を持っている人を除外し、残りの免疫を持たない人だけに接種を行うという作戦です。
国の「読み」では70%の人は免疫を持っていると読んでいるのですが、実施している者の実感としては確かにそんなところです。

ある日突然郵便が来て「検査をしましょう」と言われても、それだけでは「俺は、別にいいから。困ってないし・・・」ということになりますが、検査は予防接種へのステップであり、妊婦さんに感染させてしまう危険性を持ったまま過ごせば、妊娠中の娘や、息子の嫁に感染させ、孫が障害を持って生まれる可能性があります。
また、妊婦の風疹感染はその多くが「職場内」で感染しているというデータもあり、もしもそのようなことがあればその性から一生恨まれます。
いずれにしても、クーポンが届いた方は素早く行動を起こしてください。

追加
新型コロナワクチンを受けた方は、
接種後2週間は次のワクチンを受けることができません。
よく確認をしてから、接種のスケジュールを立ててください。


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