中標津こどもクリニックブログ

一部休診

3月7日金曜日の午後に羅臼中学校での授業を行なうために、午後の診療が一部休診になります。

午後2時台と3時台の前半が休診となります。

午前中と午後3時30分以降は診療を行ないます。

ご了承下さい。


カーリング場出現

土曜日から降り続く雪に積極果敢に立ち向かい、
昨日の火曜日の朝の時点でそこそこの数の患者さんが車を止められるスペースを確保しました。
車から降りて歩く子ども達がすべららないようにするためと、アスファルト上をフラットな状態に保ち、その後の雪かき作業を楽にするために、あらかたの除雪を終えた部分のわずかに残った雪や、除雪作業中に踏み固めてしまってこびりついた雪を、へらを使って取り除き万全の状態で診療開始を迎えました。

そこまで頑張って除雪作業をしておくと、あとは太陽からの赤外線などで曇った日でもアスファルトが温められて表面の雪や氷ををとかしてくれます
昨日も昼頃にはウエットではあるものの、アスファルトが完全に顔を出しました。
そして午後になって気温が下がり、乾いていないアスファルトの表面がその後に降ったわずかな雪と共に凍ってゆきます
ほんのわずかな氷の層は朝からの日差しですぐにとけけてしまうのですが、とける前の状態がカーリング場の様な状態になります。
カーリングのシート(プレーをするレーン)の表面は、アイススケート場のようにフラットではなく、表面にわざわざ水を散布してペブルと呼ばれる直径1mmくらいの出っ張りを作ります。
ストーンが数個のペブルに乗っかることにより、接触面積が少なくなりスムースにすべるのです。
同じストーンをアイススケート場に持ち込んでも滑らないというのはそのためです。

今朝のうちの駐車場の表面の状態が、まさにこの「ペブル状態」でした。
アスファルト舗装にはわずかな凹凸があり、その上でスケーティングをしてみると滑る滑る♪
そうなるとついカーリングの雰囲気を味わいたくて、底の平らな瓶を持ってきてリリースすると滑る滑る♪
って、朝っぱらからキャッキャとはしゃいでいたのですが、それを伝えるためだけにこのブログを書いているのではありません。

察しのいい方は既にお気づきかもしれませんが、このペブル様の凹凸を伴うアスファルト路面は、いわゆる「ブラックミラーバーン」の状態そのものなのです。
先月用事があって養老牛温泉の「だいいち」さんまで夕方でかけたのですが、用事が済んでからご主人と夜遅くまで話し込んでいたら深夜になってしまい、帰りの道で車が恐ろしいほどに滑るので長い直線で止まって足元を確認すると、まさに「ペブル様の凹凸を伴うアスファルト路面」でした。運転席から足を出して路面に触れるとやっぱり恐ろしく滑る。
アイスバーンと、ブラックミラーバーンの根本的な違いは、このペブル用の凹凸によって路面とタイヤの接触面積が著しく減少するために、圧倒的にグリップ力が落ちてカーリングのストーンのようになすすべなく滑り続ける点なのです。

みなさん、ブラックミラーバーンを見たらカーリングを思い出して安全運転に努めてください。

唯一心残りだったのが、カーリングの語源になっているカール(curl)、ストーンを回転させる事によって弧を描いた軌跡で滑らせることを実験し忘れたことです・・・。


残念っ!

冬まつり二日目の日曜日から降りはじめたは、しんしんと月曜日の午前中まで降り続いて、けっこうなボリュームになりました。
今日、火曜日が暖かな快晴になることは判っていたので、絶好のスノーモービル日和に仲間(と言っても、足手まといになりながらついてゆくだけですが・・・)と一緒にスノーモービルで走りたくて、
「日月の雪は、月曜日中に片付けて、火曜日は心置き無くスノーモービルに専念する。」
と、心に決めて死にそうな思いをして除雪に励みました。
冬まつり実行委員としての役割を終えた日曜日の午後4時頃から、「更に降るだろうけど、今積もっている分だけでもとりあえずやっつけて、明日の作業の展開を楽にしよう。」と9時頃までせっせと雪かき。
月曜日も、「早起きは三文の得」とばかりに4時起きで雪かき開始、診療開始時間の午前9時にはヘロヘロになっていました。
午前中も患者さんが切れると寸暇を惜しんで駐車場で動き回り、12時から2時までのの昼休みと、患者さんの予約が一人も入っていなかった2時台のあわせて3時間の集中作業で、駐車場の雪かきはあらかた終了させました。
その後は、体を動かすたびに「イテテ、イテテ」と言いながら診療をしていましたが、「これで明日はスノーモービルっ♪」と痛む体と裏腹に気持ちはルンルンでした。
雪かきを頑張った日の自分へのご褒美と決めている「豚キムチチゲ鍋」を友人の焼肉屋さんに食べに行き、いつものごとく唐辛子たっぷりな特注の「激辛まっかっかスペシャル」にしてもらっておいしくいただき、万全の体制で今日の建国記念の日に備えました。
そして今日を迎えたわけなのですが、朝眼が覚めるとなんとなく横になっている全身に違和感がある。
ベッドから起き上がろうとしたその瞬間に全てが判明した。
足掛け二日、十数時間の雪かきで、悲しいかな全身の筋肉が悲鳴を上げて、ご立派な筋肉痛となり、とてもスノーモービルを操れる状態にないことを自覚。
自宅ベッド上で無念のリタイヤとなりました。


哀しい・・・


バレた?

今週1週間は、診療が終わるとまつり実行委員の一員として、
雪像製作のみなんさんを退屈させないようにと設置されている、
プレハブ2階のDJブースに詰めています。
昨日はプレハブの前が妙に騒がしいので窓から外を見ると、
クラスで雪像作りをしていたと思われる7〜8人の女子達が、
楽しそうにかしましく盛り上がっている。
君達はどこの学校だぁ?」
と尋ねると、元気な声で
丸山小学校っ!
との事。
その後もプレハブ2階と、しるべっと広場の間でお話をしましたが、
不意に
こどもクリニックの人でしょ?」
って、あっさり言われた。
2階にあるプレハブだから外から中の様子はわからないはずだし、
ましてや、半ズボンをはいているのも見える訳ないし、
どうしてバレたんだろ???


マスク

インフルエンザが流行している時期に外国人が日本に来ると驚くことのひとつに、
みんなマスクをしている
というのがあります。
みんなおそろいなので、まるで秘密結社のように見えるのかもしれません。
彼らがそう感じるのも(秘密結社は別として)当然な部分があり、そもそもにしてマスクというものは感染予防のためのアイテムではなく、感染拡大防止のためのエチケットアイテムなのです。

よほど高スペックのマスクでない限りは、空気中を漂う極めて小さなウイルスをフィルタリングすることはできません。
昭和の頃から生きている方は思い出していただけるかと思いますが、子どものころにマスクをさせられたのは、風邪をひいて咳が出たときだったはずです。
手術室でマスクをつけるのも、患者さんの体に術者の唾液などが飛ばないようにするためです。

日本においていつごろから感染防止アイテムとしての地位を獲得したのかは定かではありませんが、数年前の新型インフルエンザ騒ぎの時には町を歩くとみんなマスクをしていましたし、薬局から使い捨てのマスクが売り切れて姿を消しました。
少なくともあの時点では確実に確固たる地位を築いていました。
そして、「なんでそんなにマスクが好きかなぁ?」とも思っていました。
でも、何か自分の知らない事実があるかもしれないし、それでご商売をなさっている方もいらっしゃるので多くを語りませんでした。
そして今年になって、その知らない事実を知りました。

インフルエンザ、ノロ、ロタ、などの感染症は、患者さんが触ったドアノブ、蛇口、冷蔵庫の取っ手、などを触ってしまった後に、その自分の手を介して鼻因腔から感染してしまうということは有名な事実です。
だからこそ、新型インフルエンザが話題になった年にはみなさんせっせと手を洗ったので、結果的にノロ、ロタの発生が少なくなったのです。
そして、つい最近知ったことなのですが、ウイルスに汚染された自分の手からどうやって自分に感染させてしまうかという極めてクリティカルなポイントが、全ての人に共通する、ある何気ないしぐさだということです。
それは
何気なく鼻をさわる
という行為です。
その昔、若大将加山雄三が「君といつまでも」のくさいセリフの最中に、はにかんで鼻の横をこするというアレです。
その瞬間に、ウイルスはドアノブから手を介して鼻因腔にリレーされるのです。
ほとんど全ての人が無意識のうちにものすごい回数鼻を触っているのだそうです。
マスクには、鼻を直節触るという行為を妨害するという効力があり。
それゆえ、感染予防グッズとしての大きな存在意義があったのです。
自分でも、ちょっと驚きました。


ああよかった。
知ったような顔して「マスクなんて無意味」なんて言わなくって・・・



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