マロの逝った日

　　　＊『あれから十三年・・・』
　2004年8月10日、横浜からの女房の電話を受け、暑い16号線をワゴンR君で駆けてました。心は急いても渋滞気味、病院に着くまでの時間がもどかしいドライブでした。
　前日から女房は病院でマロの横で添い寝をしてました。そして、静かに逝くマロに話しかけ、撫で続けました。私が着いた時には、静かに横たわるマロ、凝視しても、もう胸の上下はみられませんでした、、、。
　あれから１３年です。今年も娘を家族にされていたＹさんからマロに白い花が届きました。ずーっと覚えていていただき、ありがとうございます、マロ、高い所で照れつつ感謝していることと思います。
　　　☆　　　☆　　　☆
　　北風と　霧で厚手の　上着出し
　　　マロの標に　供える白花

　　逝った日は　横浜真夏日　汗まみれ
　　　無言の部屋に　エアコンの音