日記
2013年 4月 24日 (水) 02:52


雨風に耐え・・・(4/23日分)
by ubu

   *ガンピの皮


  幼き日 ガンピの皮に 火を点けて
   風呂涌かしたる 祖母を見つめん


  その記憶 深く留まり キャンプでは
   先ず探してた シラカバの幹


  ちりちりと 皮丸まりて 燃ゆる火に
   小枝重ねて 飯ごう乗せる


  その肌は 祖母の手に似て 風雪の
   厳しき重なり 乗り越え耐えた

  *****************
 <ちょぴナチュ・ガンピ>
 和紙の原材料となる本州自生の樹木「ガンピ(雁皮)」とは異なり、北海道ではシラカバやダケカンバを「ガンピの木」と言っている。
 ガンピ(雁皮)、、、すなわち簡単に剥がせる表皮は、油分を含んでいるので、良い焚き付けとして利用されてきた。
 幼い頃、祖母の手伝いで、風呂やストーブの焚き付け用に、近くの林へ行ってはシラカバのガンピを剥がしてきたことがある。子供心にも、樹木のために、ほんの薄皮だけを失敬する思いやりがあったような記憶がある。
   



T R A C K B A C K

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