日記
2011年 3月 25日 (金) 22:38


柴の矜持・・・
by ubu



   *ゴン吉の水桶


  見つめたる 瞳は外へと 訴える
    抱いて連れ出し 離れて用を


  ゆっくりと 近づき口を つけたのは
    ともに育ちし 兄弟の桶


  ああ何故に お前は柴を 貫くか
    もっと叫べよ もっと生きてよ


  先生の 口から告げらる 状態を
    裏切るように お前は毅然


  覚悟した そうつぶやいて 首を上ぐ
    顔に春雪 塩味となり


   「チャチャ、ありがとう・・・もう少し一緒にいようね」
    



T R A C K B A C K

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