2007年 2月 2日 (金) 16:45
2年ほど前から、あきる野市の小学生の登校時、王国の仲間たちが犬とともに通学路のパトロールを行なっている。人数が限られているので2校だけだが、犬たちはすっかり子供たちの人気者になっている。あるお母さんは、
「登校を嫌がっていた娘が犬と一緒に歩きたくて、元気に早起きるようになった」
と嬉しそうに話してくれた。
校長先生も、子供たちが大きな声で挨拶をする、と変化を喜ばれていた。
今朝のパトロール、馬も参加をした。ドサンコの地子、もう30歳に近いおばあちゃん馬である。
これが2度目の出番だったが、初めて会った子供たちも多く、みんな、
「ウマだ、ウマだ!」
と取り囲み、茶の冬毛を触っていた。
最初は引き綱の端のほうを握っていた女の子も、学校に近づく頃には、地子の顔の近くを持っていた。
みんな笑顔だった。みんな寒さを忘れていた。みんな地子とペースを揃えていた。
おまわりさんは、地子の首に巻く大きなパトロールバンダナを用意すると約束してくれた。
今、馬を身近に感じられる子供たちは少ないだろう。60年前と比べると馬の数は10分の1以下になっている。
大きな生きものに触れて、あきる野の子供たちは元気に授業を受けたことだろう。
「今度はぜひ、彼らを背に乗せてあげたい」
と地子の世話をしているコパちゃんは笑顔で言っている。
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<写真説明>
もうなにも説明はいりませんね、みんなの笑顔がすべてです!
地子、素晴らしいドサンコです。
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