中標津こどもクリニックブログ

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ゴキブリ

こう見えても湘南育ちの私は、子どものころからゴキブリと戦い続けてきました。
北海道に移住してからは家の中で出くわすことはなくなり、きわめて心安らかに暮らしています。
逆の言い方をすれば彼らが私たちに及ぼす有形無形(姿が見えても、見えなくても)のストレスには計り知れないものがあります。
そんなゴキブリに久しぶりに遭遇しました。

幸いなことに自分と同じように地域密着型の小児科の開業医仲間が全国に沢山いて有難い事にかまってもらっているのですが、そんな中で鹿児島県鹿屋市(桜島の右下側の半島にある)の仲間が市を巻き込んで毎年開催している、「障害のある人も無い人も、みんなでバリアフリーな社会を築きましょう!」みたいな趣旨で10年ちょっと前に宮城県仙台市で始まった「とっておきの音楽祭」の鹿屋市版に今年も呼ばれて出演してきました。
地元のアマチュアミュージシャン、中学のブラスバンド、養護学校のアンサンブルなどに混じってステージに立ち、音楽祭は無事に終了し、会場の親水広場で打ち上げを行い、夜は暮れてゆきました。
その後、実行委員会の屋台骨を支えた方たちと昭和の雰囲気が漂う飲み屋街を歩いてスナックで二次会となりました。
その店にいたのです。
奴は・・・

宴もたけなわとなった頃に、なにやら横に並んでいる女子達が騒がしい。
ふと気がつくと左腕に怪しげな感触が・・・
思わず振り払うと5cm強のゴキブリがイスの上を走っている。
どうやら横にいたお姉さん達のくび元をかすめて、私の左腕に移動してきたようである。
その後の足取りはなぜかスナックにありがちな一本足のテーブルの裏に移動してそこで息を殺して気配を消そうとしている。
しかし、黄色い島ぞうりを手に持った私は果敢にアタック!一撃で仕留めて大喝采を浴びました。

最後にゴキブリと顔を合わせたのは沖縄に行った5年前、B級ホテルに一人で泊まっていた時だったので「別に、食われはしまい」と、そのままやり過ごした
今回はなんとかやっつけないと女子達がおさまらないであろうと対決の必要性を自覚して立ち上がりましたが、この手で仕留めたのは北海道に移住する前の12年前以来、久々の対決に燃えた


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