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協同活動でつくる持続可能な農業と豊かな地域社会

by JAけねべつ

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代表理事組合長
西 塚 秀 夫
 年頭にあたり一言ご挨拶申し上げます。
 組合員の皆様には新しい年を御家族共々、御健勝にてお迎えの事と存じます。 
 昨年は震災の痛手を乗り越えて復興に向けて生産者が努力してきた年でも有りました。しかし、まだまだ風評被害の影響等も有り改めて早い復興を願うもので有ります。
 東日本大震災・原発事故発生後、初の総選挙となった昨年暮れの衆議院議員選挙では自由民主党が大勝となりましたが、新たな政権に対しては選挙公約として掲げた国民との約束は守ってもらうことで注視していかなければなりません。特にTPP問題については、「喫緊の大きな課題」と位置付け交渉参加反対を貫いてもらうことになります。例外なき関税撤廃をめざし米国基準で規制・制度のルール統一を謀るTPP交渉は、国家の主権をも侵害する危険性のある極めて異質で極端な貿易交渉であり、交渉に参加することは、我が国の経済システムや農業を崩壊させることにつながりますので断じて認められるものではありません。引き続き多くの国民の理解と支持を得て新たに発足した政府に対し、交渉参加断念の運動を展開して参ります。
 昨年11月21日に開かれました第27回JA北海道大会では食料基地北海道として、安全・安心な農畜産物を生産し、安定的に消費者に提供するという使命を果たすために、持続可能な北海道農業の実現に向け、必要な農業政策を国に求めていくとともに、農業生産を担う多様な担い手の確保・育成に意欲をもって取り組むことにより、農業所得の拡大、食の安全・安心対策の実施と自然環境に配慮した農業を実践することを決議しました。
 生乳生産の動向については、北海道第8期生乳生産対策において前年度実績対比3%増に向けて全道努力しております。これは加工限度数量185万ト
ンに対し、20万トン削減の160万トンの動きもあり、加工原料乳地帯においては絶対確保していかなければなりません。当農協においても、これに応え
るべく3ヵ年計画で生乳生産増に向けた助成措置(乳牛導入事業・営農規模拡大支援事業)等を講じてきました。これらが効を奏し緩やかではありますが、前年比を上回る生乳生産の伸びを示しております。
 牧草も春先の天候不順により心配はあったものの、6月からの好天に恵まれ一番草の生育も回復、収穫作業も順調に進み、質や量共に前年を上回り今後の生乳生産に期待するところであります。
 一昨年実施しましたアンケート調査からもここ数年でリタイヤを考えている組合員の方もいる中で農協も耕作放棄地を無くす為に、土地の毀損を無くす事を目的に、定款変更を総会に諮りご承認を頂いたところであります。本年はこの土地の流動化対策が地域の大きな課題となってきております。
 本年は、第9次の地域農業振興計画の2年目となっており、一昨年の組合員皆様からのアンケート調査に引き続き第3回目となりますが組合員の皆様方からのご提言を頂きながら農協事業を進めて参りたいと思っておりますので御協力の程よろしくお願い致します。
 結びになりますが、経済を初めとした酪農情勢も混沌としている現況にありますが、組合員皆様方の力の結集の下、組合員の為、地域の為の農協経営を目指す所存でございますので、更なる御指導と御協力をお願い申し上げますと共に皆々様の御健康と御多幸をお祈り申し上げ新年の挨拶と致します。

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